御米のカトルカール 冷めると食感が変わる理由
ナナンのカトルカールの主な原料は、お米です。
米粉の主成分は、でんぷん。
生でんぷんは、そのままでは硬くて美味しく食べることができません。ところが、水と熱を加えるとα(アルファ)化して、もちもち食感に変化します。
しかしα化したデンプンは、冷蔵庫で冷やしたり時間が経つとβ(ベータ)化し、また生デンプンの状態へ戻っていきます。
ごはんが冷えたときに硬くなるのは、この現象のためです。
お米に含まれるでんぷんが最も速くβ化するのは、「水分含量30~60%、温度0~4℃付近」のとき。
カトルカールは水分を多く含む為、冷蔵庫で保管した場合や冬の寒い時には、一気にβ化が進んで、冷えたごはんと同じように食感が変わってしまうのです。
これを解決するには、再び加熱すること。
ちょっと硬いかなと感じた時には、ぜひ温めてみてください。しっとり滑らかな食感と、お米菓子本来の甘さや香りもお楽しみいただけます。

*ナナンの御米菓子は、食感にもとことんこだわり、米粉の特性を知り尽くした職人が、試行錯誤を重ね、製法に工夫を凝らし作っています。
*冷凍配送のお菓子は、β化が起こりやすい0~4℃の温度帯をできるだけ早く通過するよう、出来立てを-40℃の冷気で急速冷却しているため、解凍後も美味しく召し上がっていただけます。